月下美人とか孔雀サボテンとか

クジャクサボテンの全盛期ですねー。
でも今年は寒い日が続いた所為か、少しだけ遅めな開花期です。
クジャクサボテンが終わった辺り、そろそろ月下美人も蕾が付いている頃でしょう。
ウチにも一応ありますが、まだ開花株というには程遠いサイズです。
1.5m~2m程度に仕立てて、冬場の移動に支障をきたさないようにしたいところです。

さて花期なので多くあるのが花の記事。
積極的に見回る事は残念ながら無いのですが、少し補足をしておきたいと思います。
残念ながら「月下美人」と「クジャクサボテン」を混同して認識している方が多いという事実。
まぁ森林性サボテン、花も豪華で、育て方も似通っているので仕方ないかも知れませんが。。。
ここで簡単な違いを書いていきたいと思います。
誤記などありましたらご指摘頂ければと思います。

■葉(茎節)
月下美人・・・平べったい。棘座はクジャクサボテンほどはっきり目立たない。先が細く尖る。
クジャクサボテン・・・少し肉厚。棘座がくびれる。

■花の色
月下美人・・・がくが赤銅色のモノなども存在するが、基本的に白。
クジャクサボテン・・・青を除く虹色が存在する。一般に出回っている物は紫紅花、赤、白辺り?

■開花時間
月下美人・・・一夜花。夜咲いて朝には萎む。
クジャクサボテン・・・一昼夜花。大型の花は一日で萎み、小型になると数日持つ事がある。

■開花時期
月下美人・・・真夏を除く6~10月下旬辺りまで。ゴールデンハートのみ冬咲き。
クジャクサボテン・・・基本的に5~6月が盛り。冬に咲く品種もあるので、そろえたら年中楽しめる。

勿論例外もあるので、品種ごとの詳細は各自調べて下さい。
クジャクサボテンは基本的に交配種ばかりなので見やすいのですが、
ドラゴンフルーツなんかも一応月下美人の仲間として数えられるので、なんともはや。
開花時間で判断するのが一番手っ取り早いでしょうか。
普通に管理して咲いた花の場合、日中咲いていたらクジャクサボテンだと思って良いでしょう。
特別な管理をしたら日中に月下美人の花を咲かせる事も出来るみたいですけど、例外として考えましょう。

まぁそもそも品種として少し違うんですけどね~。
月下美人の方が原始的らしいです。
クジャクサボテンの祖先は森から一度砂漠に進出し、再び森に帰ったみたいです。
なので耐寒性はクジャクサボテンの方が強いらしいです。月下美人は森から出た事が無いので弱いとか。
砂漠は朝晩は冷え込みますからね。対して日光に対する耐性は月下美人の方が強い印象がありますが。
どちらも森林性なので15~25℃辺りで風通し良く、涼しくさらっと管理してあげるのが良いでしょう。

すごいどうでもいい補足になりますが、
月下美人の花は咲いたらホワイトリカーに漬けておけば何年も楽しめるみたいです。
花の香りも移って良い塩梅になるとかならないとか。
試した事が無いので、誰か試してみておくれやす。